「目を凝らそ」とは京都の路上で感じる、
考えるメディア

有名な社寺や歴史的旧跡でもなく、いかにも京都らしい佇まいの町並みでもない、「もうひとつの京都」に目を凝らす。日常の景色の中に、見えてはいるけれども、見えていない「モノ」の存在を感じて、考える。「目を凝らそ」は、そんなコンセプトをぶらさげて、試験的なメディアとしてスタートを切ろうとしていました。
しかし、このプロジェクトを準備している間に、「観光」や「日常」という言葉の持つ意味が、がらりと変わってしまった。それでも「京都の路上で感じて、考える」というコンセプトが、この状況に対してどのように反応できるのか。このコンセプトが持つ可能性はどこまでなのか。それを探るように緊急企画を立ち上げ、現在の世界を見つめ返す視線と思考を取り上げて行きます。
歩きながら考えて行くメディア。歩き始めたばかりのこのプロジェクトは、京都文化博物館(京都歴史文化施設クラスター実行委員会)とセンサリー・メディア・ラボラトリーの共同で運営しています。

撮影:津久井珠美

センサリー・メディア・
ラボラトリー

映像・インスタレーション分野で活動するアーティストの山城大督が2017 年より主宰する「感覚とメディア表現」の研究プロジェクト。視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚、感情、記憶、経験など、人間の身体すべてを「鑑賞のための感覚器官」と捉えて、それらを複合的に刺激する表現メディアの考察と制作を行っている。

京都歴史文化施設クラスター
実行委員会

京都市内の歴史系文化施設で構成された委員会。「ミュージアムが主導する地域・観光モデルの構築」プロジェクトを実施している。構成館は、京都文化博物館(中核館)、姉小路を考える会、京の三条まちづくり協議会、京都市学校歴史博物館、京都市考古資料館、京都市歴史資料館、古文化保存協会、千總文化研究所、京都府。

問い合わせ先

mewokoraso@bunpaku.or.jp
(京都文化博物館学芸課)

運営

EXPLORE KYOTO in HISTORY

京都歴史文化施設クラスター
実行員会

京都文化博物館

パイロットメディア制作企画委員

植田憲司(京都文化博物館)

村野正景(京都文化博物館)

山城大督(アーティスト)

林潤平(京都市学校歴史博物館)

「目を凝らそ」制作スタッフ

「目を凝らそ」制作ディレクション

植田憲司(京都文化博物館)

山城大督(アーティスト)

「目を凝らそ」web版 編集

植田憲司(京都文化博物館)

山城大督(アーティスト)

中本真生(UNGLOBAL STUDIO KYOTO)

Webディレクション

中本真生(UNGLOBAL STUDIO KYOTO)

ロゴ・Webデザイン

堤拓也

Web運営

森田直子(京都文化博物館)

木村千尋(京都文化博物館)

編集アシスタント

園田葉月

デザイン・アシスタント

永戸栄大

平成31年度 文化庁 地域の博物館を中核としたクラスター形成事業
令和2年度 文化庁 地域と共働した博物館創造活動支援事業

文化庁