Diogenes with a CameraVol.3
私たちドーナツ、コーヒーカップ、チューブ、ユーチューバーズ
作家 |
遠藤薫(工芸/美術作家)
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日時 |
2020年5月
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場所 |
立命館大学、広小路学舎、北白川、六曜社
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映像作家・アーティストなどがそれぞれの視点・方法で、2020年4月以降の路上を記録する企画「Diogenes with a Camera」(企画名は1952年にMoMAで連続開催された写真展の名称から引用)。第3回は、ハノイと大阪を拠点にしつつも、ほんの数か月前まで東南アジア周辺を回ったり、日本国内を横断したりされていた工芸/美術作家の遠藤薫さんに、「新型コロナによって国外だけではなく国内の移動もできなくなった今、どのようにして青森から京都の路上に触れることができますか?」とMessengerで送ってみました(2020年5月現在、国際芸術センター青森にレジデンス中)。京都の知る人ぞ知るドーナツとコーヒーカップが位相幾何学的に同じであるということをきっかけに、ただ食べて排泄するだけの空っぽなチューブ(管)でしかない私たち人間同士の非相似性について思い巡らせます。
プロフィール
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工芸/美術作家
1989年大阪府生まれ、ベトナム・ハノイ/大阪府在住。工芸/美術作家。沖縄県立芸術大学工芸専攻染織コースおよび、アルスシムラ卒業。
主な個展に「DJもしもしの幽霊について」(AIKOKO gallery、東京、2015–17)、「重力と虹霓(こうげい)」「第13回shiseido art egg・遠藤薫展」(資生堂ギャラリー、東京、2019)、主なグループ展に「クロニクル、クロニクル!」(クリエイティブセンター大阪、大阪、2016–17)、「Bangkok Biennal 2018 『BARRAK : survibes』」(White Line、タイ、2018)、「いのちの裂け目-布が描き出す近代、青森から」(国際芸術センター青森、青森、2020)などがある。「VOCA展2019 現代美術の展望—新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2019)佳作、第13回shiseido art egg賞(大賞)を受賞。コロナのため、予定していた展覧会は2021年に開催延期。